コンタクトレンズの処方について

診療方針

第一に「患者さんの立場にたった、丁寧な診療」を心がけています。いまは患者さんのニーズが多様化していて、いままでよりもさらに様々なシーンでコンタクトレンズなどが使われています。また今まで以上に付加価値(乱視矯正・遠近両用・カラーなど)を重視した使い方を希望される方も増えています。

わたしたちはひとりひとりの生活シーンにあわせて、一番安全で最も満足を得やすいと思われる方法を、患者さんと一緒に考えていきます。

もちろん円錐角膜用のコンタクトレンズの処方など、特殊な事例に対しても取り組みを行っています。

診療の流れ

基本的に眼の状態に異常がないことが確認できれば、コンタクトレンズを装用して度数のチェックをします。

その後にレンズのフィッティングを確認します。診療室ではCCDカメラを使って、患者さんの眼の様子をモニターで確認していただくことができます。特にトラブル時にはご自身でそれをご覧いただくことで、治療に対する理解が得られやすいと考えています。

またコンタクトレンズの装用歴が長いかたでは、酸素不足から角膜内皮細胞という重要な細胞が痛んでいないか、無料で写真を撮って確認しています。他にも必要に応じて、ドライアイの検査などを行うこともあります。

コンタクトレンズの処方と定期検査

正しい処方を行うことで、眼精疲労やドライアイなどの不愉快な症状をおさえたり、近視の進行を抑制することが期待できます。またコンタクトレンズを装用している方で、特に問題なく調子がよいと思っている方の約1割で、何らかの異常が発見されています。

これらの異常が症状を伴うまえに、早期に発見して早期に治療することで、快適な環境を提供できるものと確信しています。

またコンタクトレンズの装用年数が長いひとでは、酸素不足からくる角膜内皮細胞の障害を起こしていることもありますので、必要に応じて無料で細胞の写真を撮影して状態を把握させていただいています。

※基本的に高校生以下の方で初めてコンタクトレンズを希望される場合は、ご家族の方の同伴をお願いしています。

特殊なコンタクトレンズの処方

以前は難しいと言われていた遠近両用レンズや乱視用レンズ、さらには円錐角膜用のレンズも積極的に処方を行っています。左右差が大きくて眼鏡が難しいかたや、職業上の理由などでコンタクトレンズが必要なかたで諦めていたかたも、一度お試しください。

院長自らが「コンタクトレンズ学会」に定期的に出席すると同時に、定期的にスタッフの学習会を行うことで、最新の処方を提供しております。


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